日本を好きになってほしい

国の印象を決めるものは何でしょうか?文化、歴史、自然、建物、食事… たくさんあります。何を求めるかはその人によって違うとは思いますが、「現地の人との出会い」は、きっとみんなの心に残るものではないでしょうか。想像してみてください。知らない国で、言葉も通じず、迷子になった自分。そんな時に現地の人が「どうしたの?」と声をかけてくれた時の安心感。または誰も自分のことを気にかけず、近くの人に話しかけてみても無視されてしまった時の不安感。前者と後者で、きっとその国への印象は大きく異なるでしょう。当たり前ですが、その国にいるすべての人と知り合うことはできません。限られた人との出会いで国の印象が決まってしまう可能性があります。みんながみんな自分のことを気にかけてくれる国だったら「優しい人たちだね」「いい国だね」と思うのではないでしょうか。日本にはたくさんの魅力がありますが、日本を好きになってくれる理由のひとつに「日本人が優しかったから」という理由が入っていたらこんなに嬉しいことはないと思いませんか。そんな想いを生み出したいと全国各地で種まきの活動をしています。

 

世界へ!日本人がもっと世界に出てほしい

いま自分がいる場所から離れ、外へ飛び出すと「知らない」ということを知ることがあります。今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなって、いかに疑問を持たずに生きてきたのか思い知らされる瞬間があるかもしれません。広い世界を見ることは、自分の中の固定概念を壊し価値観を広げてくれるはずです。物事をいろんな方向から見られるようになると、様々な相手の立場になって考えることができる。そんな人たちが増えたらもっと素敵な世界になると確信しています。

世代を超えたコミュニティー

普段の生活の中で、世代を超えた繋がりはどれだけあるでしょうか。会社、学校、サークル、バイト… ごくごく限られた小さいコミュニティの中で物足りなさを感じ生活している方も少なくはないはずです。ask me!は年代問わず多くの方が参加してくださっています。小学生から仕事をリタイアしたシニアの方まで、同じ目標に向かって一緒に行動します。バックグラウンドが違う人たちの輪で生まれる会話はバラエティに富んでいてとても刺激的です。学生は社会人の方から知識や経験を、社会人の方は学生からエネルギーやキラキラした懐かしい気持ちを。お互いがお互いから学ぶこと・得ることがたくさんあり、メンバー同士の中でも刺激し合い成長することができます。

 

人と違うことを当たり前に

日本は島国でかつ単一民族であることが起因なのか、「自分と違うもの・こと」への抵抗が他の国に比べ大きいような気がします。何故かマイノリティであることが「悪」であるかのような風潮も…。もちろん、日本の相手の気持ちを推し量り同調し争いを生まないようにする力は世界中のどの国より優れているでしょう。ただしそれが他の意見をもつ人を否定していいことにはならないし、同じ意見ばかりだと新しく生まれるものが少なくなってしまいます。外国人は、わたしたち日本人と見た目も、言葉も、文化も、バックグラウンドも、全て違う。そんな大きな違いをもつ彼らとコミュニケーションを取ることによって、異なることの素晴らしさや個性への気付き、そして個々人の違いへの理解が進むと信じています。

 

「困っている人がいたらすぐそばに手を差し伸べる人がいる」そんな世界を創りたい

最終的に目指しているのはこんな世界です。困っている相手が日本人でも外国人でも、子どもでもお年寄りでも関係ありません。また、「ある一部の人たちが困っている人を一生懸命助ける」のではなく、全員が全員、隣の人を気にかけてあげられたら…自然な形で樹形図のように優しさが世界に広がっていくのではないでしょうか。自分がどこにいたとしても何をしていても、すぐそばにいる人を自分の友だちのように想える心を持っていたい。そんな自分でありたい。そして”みんなで”そんな優しさに溢れる世界を創りたい。これがask me!の最終理念です。

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